【アグリらぼヒストリア】オープン

【木心通信Vol.71】2015年6月号

創業より100余年、安全安心を皆様に提供したいという弊社の思いは遂に「住」の枠を超えて、「食」にまで及びました

おかげさまで、去る5月22日、加東市天神の本社近くにて、新施設となります植物工場「アグリらぼ」の竣工式を迎えることが出来ました。

植物工場とは、最先端の農法の一つであり、水、空気、光を制御して野菜を栽培する設備です。皆様が想像される野菜の栽培環境は、屋外の土の上で、太陽の光をいっぱいに浴びて育つ様子が大半だと思います。
その環境を人工的に再現して、野菜を一年中理想的な環境で育てられるようにしようというのが植物工場という技術です。

土=養分を含んだ水を貯めた栽培ベッドと呼ばれるパネル。
太陽=LED照明。
大気=エアコンで温度を調節し、二酸化炭素を供給して植物の成育に適した状態に近づけます。

当社植物工場の特徴として、外とのつながりを極力抑えた閉鎖型という方式をとっています。
外気を直接中へ入れることなく、人や物の出入りもエアシャワー(ほこりなどを落とす設備)を通ります。
それによって完全無農薬栽培を実現し、安全安心な野菜を提供できます。
綺麗な室内で栽培し、綺麗な出荷室にて綺麗なまま包装された野菜を皆様にお届け出来ます。
そして、天候不順や災害にも強く、安定的に出荷できるのが強みです。
ちなみに、最初はリーフレタスを栽培・出荷する予定です。

本紙でもお馴染み、弊社従業員によって整備された農園「木心ファーム」では無農薬での野菜の栽培を行ってきました。
住宅のみならず、食の安全を提供したいという当社の想いは、100年の時を経て、建築技術と農業技術が融合した植物工場という最先端の農法によってついに実現される時が来ました。
農耕という革命的な発明、そしてその発展によって、人類は地球上に繁栄をすることが可能となりました。
それから想像すると、農業の最前線の植物工場という技術はもしかしたら、人類が宇宙において繁栄することを可能にしてくれるのではないか。
そんなことも頭の片隅に置きながら、地道に種をまく日々が開始します。今より100年の後、この小さな種が芽生え、大きな花を咲かせる日を想いながら…。

 

木心ファームのページはこちら♪
http://kigokorofarm.com/

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