奥能登「本家 上時国家」かみときくにけ

神戸東モデルハウススタッフ 塩田恵

能登に行く機会があり、国の重要文化財(建物)に指定されている建物を見てきました。

今から800年前、平清盛の義弟平大納言時忠は平関白ともいわれ、平家一族の実質上の統領でした。
重要文化財の主家は近世木造民家では最大級で、高さ18メートルの茅葺屋根が巨木の松の間に立っています。
およそ180年前に建造され、完成までに28年を要しています。

大納言の格式を表す縁金折上格天井(ふちきんおりあげごうてんじょう)

大納言の間 書院造り。
加賀百万石藩主(中納言)も天井に紙を貼ってから入室されたと言われています。
家紋は「丸に揚羽蝶」で、ふすまにも金箔で描かれています。

土間の上部のはりは松の芯材だけを使い、その周囲は約2m。ここから屋根最頂部の内側を見る事が出来ます。
日本史の教科書にも載っている「五榜の掲示」なども広い土間に展示されていました。

輪島へ行かれた際には、是非ご観覧くださいね。

時国家「本家 上時国家」

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