悪いインフレ【社長Blog on木心通信Vol.151】

平尾工務店 代表取締役 平尾博之
最近、聞きなれない言葉がマスコミで報じられる事が多くなりました。表題の「悪いインフレ」という言葉です。

そもそも『良いインフレ』とは、「物価が上がり続ける現象」の事で、物の需要が供給量を上回り企業の収益が高まり、賃金の上昇や消費が活性化するため好景気となり、金利も上昇していく経済状況の様です。
ところが『悪いインフレ』は、物価は上がっていくのに企業の業績は伸びず、そのため賃金の上昇もない為、消費活動も活発にならない「悪い循環」になる事と言われています。

コロナ禍になって以降の世界は、原油をはじめとした資源価格の高騰や、半導体不足からの商品不足は、いろんな物価を押し上げました。製品の原材料も、大きく高騰しました。
消費の旺盛な時期には、材料の値上げを商品の価格に転嫁することも可能ですが、現在の経済状況下ではそれもできず、企業としては原材料の価格上昇分が業績を圧迫する状況になり、結果、賃金も上昇しないという訳です。

日本だけでなく欧米の経済もが、まさに「悪いインフレ」状況になってしまった様で、米国では消費者物価指数が7.5%、ヨーロッパでも5%超になったそうで、日本でも政府が掲げる金融政策の「インフレ目標2%」をあっさりと飛び越えてしまいました。
購買に関わる機会が多い私の日常業務の中でも、最近はとみに材料の値上げの情報が多く聞こえるようになりました。

一昨年の鉄骨ボルトに始まり、昨年はウッドショックでの木材価格上昇、そして、半導体不足からのトイレ便器やユニットバスに給湯器、照明器具、合板等々と、ほとんどの材料が値上げ済みか予定のものばかりです。
今日も社内の会議で、「何とか今しばらくは、材料価格の上昇分は、原価低減化で頑張っていこう。」と、話をしました。
「出来ることなら・・・」という精一杯の企業努力です。

コロナ後の経済的な厳しさを想像すると、「今のうちに企業体力を付けたい」という思いから価格転嫁も選択肢ですが、もう少し頑張ってみたいと考えています。
少しでも喜んで頂けるお客様が増える事を願って。


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