【木心通信Vol.146】社長Blog

平尾工務店 代表取締役 平尾博之

カーボンニュートラル

当社では、本社周辺15Km圏内に3ヶ所の太陽光発電所を所有し運営しています。ほぼ同規模のメガソーラーです。
同一パネルと同一パワコンを使用し、逐一発電状況が本社でも分かるような遠隔監視を行い、担当が毎朝状況をグラフ化し、報告してくれますので、私はそのデータを見て、一喜一憂していました。当初は、時間毎の数値に、暫くすると日々の、そして最近では月毎の数値に喜んだり悲しんだり・・・。

ところが、開設から数年たち驚く事実に気が付きました。
あれだけ時間毎に・日毎に・月毎に天候で左右される発電量が、一年という単位で考えると3ヶ所合計の総発電量がほぼ毎年同じになっているのです。誤差は3~5%程度です。
天候は、時間により、日により、月により、また場所により変化し一定ではありませんが、たった15Km程度の範囲の中の日射量の平均が、毎年同じになっている事実です。

よく考えてみると、地球上の水は総量が一定であるので、地表や海面から太陽に温められて水蒸気として上昇し、それが雲になり、雲の水蒸気が飽和状態になれば、雨として地上に落ちる。そんな循環が自然の法則であり、主役は太陽の光です。

当社の住宅事業で使用する木材は、和歌山で育った樹齢が約60年の杉材です。太陽の光と空気中の二酸化炭素をエネルギーとして育ちます。住宅に使われた木材は、30~100年の後には解体され、主に燃料として焼却され、二酸化炭素を空気中に放出します。これも100年から200年でのCO2資源の循環サイクルです。私的には地球全体で考えると、水と同様に木材も循環する資源であり、2億年近く地中に眠った石油や石炭の化石燃料の使用とは非なると考えています。
身近な所にはいかに石油化学製品が多いかが分かりますし、住宅の内外も石油製品が多く使われています。
地球には「不都合な事態」である空気中のCO2バランスを壊す事であり、少しでも使用を避けなければなりません。
大切な地球環境の持続可能性を考え、「カーボンニュートラル」という意識を重く認識し、個人としても企業としても真剣に取り組む必要性を認識しています。

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