【木心通信Vol.125】社長Blog

代表取締役 平尾博之

適者生存

「2045年までに、人工知能が人間の知能を超える。」

「人間が人工知能に支配される時代の到来が現実になる。」

レイ・カーツワイル博士は、「2029年にAI(人工知能)が人間並みの知能を備え、2045年には技術的特異点(シンギュラリティ)が来る」と、上記のような説を提唱されました。

最近では、「囲碁や将棋の世界王者がAIに負けた」や「自動運転の発達」・「医師に代わるAI診断」「自動外国語翻訳機」等の進化が報道され、AIが人間にとって代わる時代の到来を予測する様な情報が溢れています。

私に関しては、スマートフォン一台で手軽に瞬時に情報が入手出来るので、何事においても事前学習をして知識を増やそうと努力する事も、昔の様に海外旅行を控えて外国語の勉強をしようという意欲も、便利さのお陰で徐々に薄れていっている事から考えると、2045年を待たずに数年でAIに越されてしまいそうな実感があります。

「人間が機械に支配される」という今では想像できない未来というのは、実はAIの急速な発達進化というより、人間自身の脳の退化が加速度的に進むほうが現実的ではないのかと、自分を例には半分冗談とも言えず想像しています。

もちろん、人間も一方では進化して生き延びてきた生物であるので、「シンギラリティー」は来ないという議論もあります。

AIに関する情報では、過去の膨大な情報を収集し、それを分析して現実を判断する事がAI囲碁やAI診断の記事からは読み取れ、ビッグデータの解析がベースだと想像できます。

片や人間は、過去の経験の分析による判断もありますが、「これからの未来を予測できる能力」が大きく違っていると、記事に記載されています。

例えば、瓶に入った液体を持ち上げる前、人間は、おおよその重さを想像し、力の入れ方やヤケドしないかといった予想をその動作の前に自然に判断している。ここがAIとの違いであり、「AIに支配されない」という意味、考えもある様です。

人間は優れた動物で、地球上のいろんな変化に適応しながら生き延びられる「適者生存」に優れた種であるのだから、AIに支配されないという意見を信じたいと今は思っています。

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