御影公会堂

神戸東モデルスタッフ 宮原 とう子

阪神間に住んでいる人、国道二号線を車で良く通る方なら
皆さん良く知っている「御影公会堂」をご紹介いたします。
特徴のある建物外観は みなと神戸 らしく、船をモチーフに考えられたそうです。 当時としては(いや今も)神戸におけるランドマーク的な存在ですね。



設計→清水栄二氏(東京帝国大学を卒業後、神戸市の初代営繕課長を務めた)
モダニズムをベースにアールデコ、表現主義、構成主義をかみ合わせた独自性の高いファサードです。

施工→大林組 1933年(昭和8年)落城。87年前です。当時としては最先端の技術を駆使し、耐震性を重視した建物だそうです。

費用→白鶴醸造7代目の嘉納治兵衛氏の私財20万と御影町から4万円を出し、地域の集合施設として建設された。現代の金額では4億8000万円との事。

利用→過去には結婚式場としての多くの挙式が行われたとの事。現在は、いくつかの集会室とホールがあり、展示会、サークル活動、発表会などで使用されている。

白鶴酒造の出資であること、またホールの緞帳にも鶴の絵柄が施されているなど、鶴に所以があることから玄関前の築山に鶴のオーナメントが配されている。
 

地下にレストランがあり、ここのオムライスは有名。他にも昭和の洋食メニューのビーフカツ、カレー、スパゲッティ、クリームソーダなど。どれも自然な味で美味しいです。 

同じく地下の一角には嘉納家一族である「嘉納治五郎コーナー」があります。
講道館の創始者で柔道、スポーツ、教育の発展、そしてオリンピック参加に尽力した功績を立体的に知ることができます。

私も近くに住んでいながら詳しい事を知らないまま利用していました。
が今回色々と知ることができ素晴らしい建物であることを再確認しました。皆さんも一度改めて外部、内部を堪能されてはいかがでしょうか。

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