カーボン-クレジット【社長Blog on木心通信Vol.157】

平尾工務店 代表取締役 平尾博之

トマト栽培でお世話になっているクボタさんから、農業におけるカーボンニュートラル(脱炭素)の取組みに関してご提案がありました。
当社のトマトハウスにおいて、「カーボンクレジット」への取り組みを試験的に行いたいという申し入れでした。
当然、当社としても関心のあるお話でしたので快諾いたしました。

ここ2~3年の間に、一挙に国や企業が「達成年度の目標数値」を発表する事が先行し、世界規模で「カーボンニュートラル」が個人・企業共に取り組むべき社会的テーマになりました。クボタさんをはじめ大企業の方々にとっては、「社会的責任」としての「カーボンニュートラル」への取組み・対応は、社員・関係会社・地域社会・株主といった各方面から注視されるところで、企業として真剣に取り組んでいこうという姿勢が言葉の中から伝わってきました。

勿論、大企業だけではなく、当社の様な中小企業であっても、「カーボンニュートラル」に正面から取り組み「数値目標」を提示しなければいけない時期が近いうちに来るのでしょう。
これまで、ガソリンの節約・電力の節約等々の取組をISO活動中心に努力してきました。また、屋上に太陽光発電設備を設置し、エアコンを最新型の省エネ型に交換する取組みを行ってきました。
しかし、「ゼロカーボン」になった訳ではありません。

そうなると、「排出するCO2」に見合う「マイナスのCO2」を確保しないと「企業としてのカーボンニュートラル」にはならないという仕組みなのだろうと想像しています。
そこで登場し計算上「マイナス可能」なものが、『カーボンクレジット』という世界的に認められた制度という事の様です。

当社の現状では、クレジットを「買う」という立場に置かれていますが、努力次第では「売る」側での新規ビジネスを育てられる可能性も有るのではと、夢膨らませています。
企業の立地環境・主幹ビジネスの内容、資源・人材・資金・情報等のいろんな点から、まったく新しい時代の中で生き残れるビジネスモデルが生まれる、という期待が有るようです。
既存を活用したイノベーションを自社内でも興せる様、努力し続けたいと思っています。


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