トマトの節目【社長Blog on木心通信Vol.155】

平尾工務店 代表取締役 平尾博之

ミニトマトの収穫も、お陰様で6月一杯にて終了しました。
一年間(正確には8か月間)のご愛顧を感謝申し上げます。

収穫や配送・ショップ販売に携わって頂いた方々だけでなく、工事担当や内勤の社員まで、全社員が購入・販売等で「トマトとの関わりを意識し続けてきた期間」と言っても過言ではない熱い『トマトの季節』が終わったという実感です。
もちろん、ご愛顧いただいた大勢のお客様の「甘ほっぺ」への「熱い思い」も感じさせていただいた期間でもありました。

昨年の初年度はすべてが手探りで、販路の開拓や生育管理に無我夢中で取り組んで来た為、あっという間の一年でした。
二年目になると、少し要領も分かった部分も有り多少気持ちに余裕ができた一年だったかもしれませんが、何分、前年度に比べて6割近くの栽培面積増でスタートしましたので、私としては販売に関する点で、常に気を揉んでいた期間でした。
しかし、農業事業という新分野故に最も苦労した点は、発育過程でミスや想定外の事件が発生した場合、やり方を修正し、正しいか検証(一般にはPDCDサイクル)するのに一年一度のチャンスしかない、という点でした。

事実、今年度も栽培養液の濃度調整の不備で一部が枯れてしまいました。徐々に濃度変更をすべきところを短期間で行ったため、トマトの株に負担が掛かり過ぎたのが原因だろうと分析しましたが、その修正は次年度に行うしかできません。
また、一部に葉っぱが枯れる病気が発生し、株が衰弱した問題では、発見が早く作業者の消毒手順を見直し徹底化する事で事なきを得ましたが、一つ間違えば全滅の重大事態でした。
また今年は、収穫期途中からの後追いトマト栽培の実験や、メロンの栽培も試みてみました。
収穫終了から次年度の収穫まで、育成期間のパートの方々の仕事継続を考えると、これから5カ月弱に収穫できる作物の研究も今からの重要な研究課題となります。

季節感があまり影響しない建築工事から、「野菜栽培」という季節や気候・環境と密接に関連する農業事業という異分野に参入し、社員共々いろんな初体験を経て新鮮な感覚で日々過ごして参りました。

大きな季節・収穫の節目を迎え、新しい年度の計画をまた楽しみたいと思っています。
一年間お世話になり、ありがとうございました。


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