【木心通信Vol.136】社長Blog

平尾工務店 代表取締役 平尾博之

ぎっくり腰

家内が急にぎっくり腰になってしまいました。
従来から何度か経験があり、日頃から用心していたのですが、疲れが溜まったせいなのか、用心の甲斐もなく突然の発症に本人が一番気落ちしています。

周りの家族も、家事全般の最高責任者であった家内の急な寝込みに、代役を分担するのに大変で、混乱しています。
併せて、家内の有難味をあらためて実感しています。
娘は、洗濯や食事の準備を仕事と並行にしなければならず、三人の子供たちの世話も含め走り回っています。
家庭で一人でも、特に主婦が寝込むという事が、いかに影響が大きいかという事を、何もできず傍観しか手がない私にとっては改めて実感させられている次第です。

先日、ある雑誌でプラスチック雑貨等を製造販売しているアイリスオーヤマの大山会長さんの記事がありました。
オーヤマでは、経営方針として、工場や設備の稼働率を「常に70%稼働」を原則に経営計画を立てているそうです。
世間では、設備や人の稼働率を可能な限り100%に高めて生産性を上げる事が、経営の理想型と言われているのに反してです。
その昔、急に商品の大量オーダーがあった時に、「商機を逃がした」という過去の苦い経験がそうさせている様です。
東日本大震災の折には、エネルギーの重要性をいち早く認識し、LED照明の増産に大きく舵を切り、今では日本有数の照明器具メーカーに成長できた事や、この度のコロナ禍において、マスクを急遽大量生産できる体制を構築できた事も、予備の工場スペースに予備の設備を活用した、そんな日頃の「余力経営」の結果であり、本年の売り上げが5千億円から7千億円に急増出来そうなのも、そのような「備え」の成果と記されていました。

わが社では、まだまだそのような「余力経営」が出来る体制にありませんが、気持ちだけでも「余裕」を持ったゆとり経営ができたらと、羨ましく思ったところです。

そんな企業経営の理想を願望しながら、一方では、急に寝込んだ家内の代役に、私自身が「残り30%の余力」に成って家事応援ができるように、少しでも家事見習の必要を感じているところです。

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