【アグリらぼヒストリア】二周年

【木心通信Vol.89】2017年6月号

2015年5月22日に竣工を迎えた木心ファーム「アグリらぼ」は、先月で2年が経ちました。そこで、現在の状況を報告させていただきます。

木心ファームの植物工場「アグリらぼ」

近年の地球規模でおこる気候変動や人口増など、食糧難に向かう世界情勢や、2011年に起こった東日本大震災とそれにともなう原子力発電所からの放射能漏れ、大気汚染物質PM2.5など、食の基本である農業に影響の大きな問題が世界各地で散見されます。

それらに対応し、食の安全を皆様に提供したいという思いで誕生した植物工場「アグリらぼ」が竣工より2年が経ちました。「アグリらぼ」では水耕栽培を行っており、屋内で人工照明(LED)により栽培期間中農薬不使用の安全安心な野菜を周年生産しています。

生産野菜販売

現在、道の駅とうじょうの農産物直売所「コスモスの館」とJAみのり「ふれすこ社店」(どちらも加東市)にて販売しています。昨年12月より開始しており、現在はフリルレタスを販売しています。好評を頂きリピーターの方もいらっしゃるようです。
今年4月までは透明なパッケージでしたが、今ではデザインされたパッケージにて店頭に並んでおり、緑色一色となる葉物売り場に彩を与え、オレンジ色が目を引きます。親しみやすいキャラクターも載っており、周年購入していただけるような定番商品となることを期待しています。

パッケージ・保冷車と鮮度保持

パッケージの表のロゴですが、時の流れ、思いの種、水、循環などを表現しています。裏には、昨年本紙でも紹介しましたキャラクター「すいーりぃ」が、アグリらぼ産野菜の特徴である無農薬であることをアピールしています。素材には鮮度保持機能を有したオーラパックを使用し、鮮度が長持ちすると評判のアグリらぼ産リーフレタスの強みを最大限に発揮できるようにしています。
保冷車にもパッケージのデザインを描いており近隣の方への認知度を上げるのに一役買っています。保冷車は、出来るだけ冷たいまま売り場や店舗まで届けられるようにと導入しました。これは温度が上がることによる野菜の劣化を防ぐためです。パッケージの素材同様、アグリらぼ産の野菜を最高の状態でお客様へと繋ぐ重要なピースとなっています。このパッケージや保冷車の導入で、これまでのQRコード利用による栽培期間中のトレーサビリティの管理とつなげて、種をまいてからお客様が手に取るところまでを自信を持って管理できるようになりました。

アグリらぼフル稼働

今年まで建物全体の約半分のスペースを利用して栽培や出荷作業などを行っていました。建屋自体は自社設計施工でしたが、最初の量産設備ということで、栽培設備は一式を他社仕様のものを導入していました。その半分のスペースで1年以上の栽培経験を得たのち、自社にて栽培設備を計画し、これまでの4倍近い栽培能力をもつ設備を残り半分のスペース全てを使用して組み立てました。今年5月に栽培設備が完成し、本格稼働を始めています。

今後の予定

野菜生産能力がこれまでと比べて5倍近くとなり増産が可能となりました。今後は販路の拡大に、より力を入れていきます。4月以降では神戸の鉄板焼きレストランや滋賀県のカフェレストランへの出荷、近隣ゴルフ場での土産物としての出品など、少しずつですが販売実績を上げている所です。また、4月に木心ファームオンラインショップをオープンさせ、一般消費者の方への販売も開始しました。増設した栽培設備では未経験の品種も含めて栽培および販売の計画していますが、目下の課題として、新設備での栽培の安定化も重要だと考えています。今後も着実に活動範囲を増やしていき、一人でも多くの木心ファーム「アグリらぼ」産野菜のファンを増やしていけたらと思います。どうぞよろしくお願い致します。

 

木心ファームのページはこちら♪
http://kigokorofarm.com/

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