【木心通信Vol.124】社長blog

平尾工務店 代表取締役 平尾博之

東京の人は・・・

外気温3度の早朝六時過ぎに、意気揚々と東京に向かいました。

10年以上定点観測している東京ビッグサイトの、ジャパンホームショウの見学のために出張です。

今年の見学の主目的は、当社が手がけるオーガニックハウスの本部社長の講演を聞くことです。

展示会は、近年の傾向で「住宅業界の厳しさ」を実感するものでした。

41回目の歴史ある展示会ではありますが、スペースは年々小さくなり、来場者もひと昔に比べて大きく減少している感があります。

そんな中でも、トレンドは「健康」と「エコ、省エネ」。この2つは磐石の様です。

主目的の講演会では、業界の厳しさを反映してか、「今後の工務店の注文住宅営業の方向性」を探ろうと、大勢の聴講者が真剣に耳を傾けていました。

方向は、低価格大量受注か高価格安定戦略かの二方向に分かれるとの話です。

私は、「斜陽業界にこそ勝機がある」という、経営の鉄則を信じて今後も頑張ろうと、心を熱くして聴いていました。

そんな熱い私を迎えてくれたのは、「当ホテルは、只今冷房のみの空調になっております」という、フロントの案内でした。

部屋は冷え冷えとし、湯船に熱湯を張り備えましたが、やはり寒さは辛抱できず、フロントに言って毛布を借りました。

体の中から温めようと、夕食はいつもの居酒屋で焼酎のお湯割りを呑んだ次第です。

東京の人達は、省エネで冬場の低温生活に慣れておられるのかもしれませんが、私にはちょっと苦痛な環境でした。

東京では、地方人は「田舎者と思われたくない」という意識が強い様です。今朝のタクシー運転手さんが、たまたまそんな話をされたのを思い出しました。

地方のホテルでは、大クレームになりそうな環境でも、東京の人達は「凄いなあ・・」と思いながら、寒い部屋で毛布にくるまって過ごした、忍耐の東京出張でした。

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